か
かみさん (892r53io)2022/3/31 03:59 (No.393581)21年10月度
来る年も火は灯るらむ山じまい
駆け上ぐる階段険し天高し
吹き人は絶へて秋の音ハーモニカ
「来る年も火は灯るらむ山じまい」
山小屋の夜の光は夏、山開けば当たり前について秋になれば当たり前に消えるものと思っていましたが、
昨年つかなかっただけに今年の点火は貴重、
それがきえた時、その何とも言えない思い。
来年もともると信じたい・・・
とにかく、句にしてみたくて作者は言葉を並べて見たが、
できてみると、来る年って、季語・・・
調べてみると「山開きは季語だが山じまいは季語となっていない・・・とまで書かれている」
「駆け上ぐる階段険し天高し」
階段の高さと駆け上がる思い、それでも天高し、
どなたかには読まれていそうな雰囲気かとも思いました。
「吹き人は絶へて秋の音ハーモニカ」
ハーモニカを吹く方って少なくなりました。
それと秋の音が重なった句。
大学の保育科で音楽を教える先生のお話を聞いた際に、
質問コーナーで何を聞いて良いのかわからなかったので適当に
「幼稚園・保育園でハーモニカは復活しないのか」聞いてみたら、
教える先生も減り、さらに先生に教える先生もいなくなったので
復活は無いのでは無いか、と言われていました。
見えない口の中を教える大変さはありますが、
吸うと吹くさえ間違えなければ、音を間違えても和音効果で合奏になる効果があるのですが、
寂しい限りです。。。。
で、リクエストにお応えして(どなたからもリクエストなんてされいませんが)ちいさいあき、
ということで、逝く秋を惜しんでハーモニカの音でも聞いてあげて下さい。
泥縄粗製もう少しはやりようがありそうな録音ですね。
https://drive.google.com/file/d/1AZ8cCtRsLPHUkoEGT1Er2S2pplDvrOlZ/view?usp=sharing