か
かみさん (892r53io)2022/3/31 03:47 (No.393578)21年7月度
峰雲を超ゆる銀輪香手向く
積み積まる薄墨の封梅雨深む
野の百合や刈り残されて咲く孤高
「峰雲を超ゆる銀輪香手向く」
銀輪は自転車
葬儀で置かれた故人の自転車を見ての想い。
まだまだ若い方で、葬儀に故人のユニフォームと愛機が置かれていた。
雲の上を走られていると信じて。
「積み積まる薄墨の封梅雨深む」
菩提寺の貫主さんの葬儀の時に、
役員側として公式の記録写真を撮らせていただいた。
帳場も比較的自由に出入りできた。
香典のつつみを自分もお供えし、お供えが増えていく様子。
で、とにかく、達筆。
隣保班の葬儀の帳場はそれなりに回数経験したが、世界が違う。
習字のお手本のようなおつつみが積み上がっていく様は壮観でした。
なんてことは自分には句にできませんで、
「野の百合や刈り残されて咲く孤高」
畑仕事、草刈り時には百合の花の元だけは刈り残すように心がけている。
で、高いところできれいに咲いたときには夏から初秋に移ろう時期かな?
1年前にほとんど々モチーフの句を作っていた事があった。
自分の発想貧困さには我ながら情けない。