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かみさん (892riu20)2022/3/8 01:48 (No.376532)
20年7月度 投稿者:かみ 投稿日:2021年 8月 9日(月)05時13分55秒 返信・引用
児ら蕗を頭に傘しトトロの野
背の高き夏草生ふる墓標かに
ぢくぢくと地虫そこここ梅雨深む

「児ら蕗を頭に傘しトトロの野」
蕗の葉っぱを傘にするような日常光景、一部にはほうきにする子もいました
自然の物で自然に遊べる幸せ。
子ども達は神妙に、でも傘があるから歩ける、と両手で吹きを頭にかざして歩いて
それだけで胸が熱くなる光景。
句としたときにはちょっとベタすぎるかも知れないけれど、
実体験の記憶として。

「背の高き夏草生ふる墓標かに」
背の高い夏草、、やせた土地に多数生えて貧しい花をつけて繁殖していく、
勢いはあるが、人の手が入っていない証明のような、という意味では悲しい光景。
特に、家があった土地を整地し、そこに生えた草だったので、
何代もの人の歴史の墓標にも見えたのを句にしたかった。

自分としては、のこ背の高い草を倒して
すきこんでいき、何年かかけて、柔らかな草に代わっていった・・
そんなことをした記憶と共に。
(夏草や悪代官とみて倒す・・・なんて)


「ぢくぢくと地虫そこここ梅雨深む」
梅雨深むる頃、、、人も疲れてただでさえ病気・疫の時期、
この年は特にその空気。
こんな時期だからこそで始まった神輿祭りがあるが、
密の極み、科学的に測ればこのような祭りは許されない。
こんな時期の「地虫・・」こんなのばかりが妙に元気。乾かない!
返信
かみさん (892riu20)2022/3/8 01:48 (No.376530)
20年6月句 投稿者:かみ 投稿日:2021年 8月 9日(月)04時58分39秒 返信・引用
散水の任免ぜられ入梅す
お陽様をかつと見上げむ麦を刈る
清水を集めてきうり初なれリ

「散水の任免ぜられ入梅す」
庭の散水は大事な自分の仕事だけれど、入梅の走りの時期は
このお役を免ぜられる。ただ、それだけなのだが、大事な局面。

「お陽様をかつと見上げむ麦を刈る」
麦秋、という言葉があるが、麦は初夏から6月頃刈り入れる。
この収穫の風景を言葉にしてみた。

「清水を集めてきうり初なれリ」
さみだれを集めて、のようなきれいな光景とは言えないが、
初なりの恵みを感じ、きうりのみずみずしさと、水の恵みのおかげを感じる。
それを言葉にしてみた。
返信
かみさん (892riu20)2022/3/8 01:47 (No.376528)
20年4月句 投稿者:かみ 投稿日:2021年 8月 9日(月)04時43分30秒 返信・引用
帰郷の子踏み分け歩く佛の座
明日なろう先駆けて咲くさくらんぼ
日毎増す不安の密度楽聖忌

「帰郷の子踏み分け歩く佛の座」
帰郷した子ども、佛の座の花はちょっと背が高くなるので
踏み分けて歩いた。
別に名前を知っていて、
「ほとけさま、ご先祖様うんぬんとかの訳ではなくて」的な光景

「明日なろう先駆けて咲くさくらんぼ」
3月中旬に咲く白い地味な花をつけるさくらんぼのさくら。
4月は我が家の吉野桜、スーパースター、
それはそれで素敵なのだが、「先駆け」みたいに擬人化。
いえいえ、この木は5月にサクランボの楽しみを供してくれるのだが。
桜、、、今年の写真。よろしかったら。
https://9220.teacup.com/kami/bbs/484


「日毎増す不安の密度楽聖忌」
楽聖忌ってのが、3月26日だそうな。楽聖とはベートーベン。
「運命はこのように戸を叩く・・・」とか。
コロナ禍、マスコミも野党もあおるだけ。常に反対意見。
国難(世界難!)は政治の道具、だとばかりに。
蓄積するものばかり。
交響曲運命の激しさをいうとわざとらしいし、
でも、歓喜の合唱の日がいつか来ると真顔で言いたい
返信
かみさん (892riu20)2022/3/8 01:47 (No.376527)
20年3月句 投稿者:かみ 投稿日:2021年 8月 9日(月)04時28分44秒 返信・引用
菰はずす過保護のままに終ふ暖冬
春の雨名折れの如く雑に降る
浅春や布団柔くて猫が居り

「菰はずす過保護のままに終ふ暖冬」
菰(こも)は越冬の時に庭木などに巻き、
虫を集め、それを春先に焼いてしまうことで
樹木を保護するワラの一枚で、
見た目の良さもあって自分は荒縄を使って巻いている。

「菰外し」「菰巻き」がそもそも季語ではないか?
でしらべたが、どうも季語ではないように判断した。
自分の中では、菰外しと 暖冬を終える、、、季重ねだが・・・
それそのものを句にしてみたかった。
菰を外すときに冬が終わったね、なんて感慨があるが、
実は暖冬の冬はこの菰が効かなくて虫害が出て大変なことになる。

「春の雨名折れの如く雑に降る」
「春雨・濡れていこう」、などと粋(いき)に使われるけれど、
それはもう少し暖かくなってからでしょう。
俳句では夏を詠う頃の言葉かと思う。
春の雨、中華の春雨(しゅんうでなくはるさめ)という言葉があるが、
しみじみ細く降る印象。
それが、今年の雨って、しっとり感がないというか、雑に降る、というか、
風情も何もない景色を詠んだつもり・・・
雑に詠んだつもりはないが、読んで字のごとしすぎたか?

「浅春や布団柔くて猫が居り」
布団ぬくくて、だと季語二つかな?
布団やわくてって、浅春の光景としては良いと思い・・・
猫が布団に潜り込んでくるから起きられない朝。
返信
かみさん (892riu20)2022/3/8 01:46 (No.376526)
20年2月句 投稿者:かみ 投稿日:2021年 8月 9日(月)04時17分31秒 返信・引用
三粒をつまみてデスクに鬼は外
暖冬や駆け来る子等の笑顔かな
児ら回る大根軸に木馬かな

「三粒をつまみてデスクに鬼は外」
節分、懐かしくて、
でも、声を出してやるにはもう恥ずかしい、近所迷惑すらありえる。
大豆のパックを開いて、3粒ほど取り出し、
仕事場の机の上に置いて口中でもごもごと、、、、「鬼はー外って」
厄災去れ!

「暖冬や駆け来る子等の笑顔かな」
暖冬って、異常だろうし、ある種の気持ち悪さはあるだろうけれど、
逆にこれが心地よくなりたい光景は「句のこんな風景かな?」

「児ら回る大根軸に木馬かに」
←「大根を軸に木馬の如回る」
←「大根を回る子等の木馬かに」
亡父と母はその昔近くの保育園からのご依頼でお芋ほり用の畑を
何年かやっていた。
掘る当日、句友の何人かにお声をかけて即席吟行を楽しくやったそう。
その風景の幸せ。
返信
かみさん (892riu20)2022/3/8 01:45 (No.376525)
山笑う 投稿者:かみ 投稿日:2021年 3月17日(水)02時39分35秒 返信・引用

かかしてふ歌にて初めし我が旅の終わりを測る末子の修学
山笑ふ軽トラに乗る引越し旅帰路は二人に末子の修学

中央フリーウェイの左手に梅かな?きれいな花盛りを見ながら
季語、山笑ふ 「引越しの復路は二人山笑ふ」と
「山笑ふ」より 慶事も想われるかと思い。

ただ、少し言葉を足してみたくなり57577にしてみた。

さだまさしの「かかし」あらためて名曲だとおもうこの頃。
かかしという歌のはやった少し後の頃、自分は学生になった、
怠惰を絵に描いたような学生だったが、それでも旅の始まり。
この歌を歌って貰う側からいつか歌う側になり、それも終わる。
それと同時に旅の終わりをも想いつつ。

お世辞にもきれいとかスタイリッシュという荷姿では無いが、
とりあえず、自前で頑張った引っ越し。
返信
かみさん (892r53io)2022/3/8 01:34 (No.376522)削除
掲示板移設
Teacupさんより移設します。
今まで、慣れた掲示板で感謝そのものです。
閉鎖と言うことで、これよりこちらを利用させていただきます。
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